暑くもなく寒くもなく、良い季節になりましたね。とうとう冷房を切って、扉を開けました。空気の通りがあるのは、過ごしていて安心します。ただ、蚊も入ってきてしまうのですが。
以前にも書いたのですが、花屋にいると、人々の色んなシーンにお付き合いすることになります。冠婚葬祭はもちろんですが、お花って、色んなシーンで活躍します。明日、私はお休みをいただいて、靖国神社で行われるお茶会に参加してきますが、1年で1番「詫びた」感が似合うこの季節、どんな茶花がかかっているか、とても楽しみにしています。確か3席掛かっているはず。それぞれの茶室で、亭主が心を砕いてかけた野の花が待っている。そういえば、仕事ばかりしていて、お茶会なんて久しぶりだなぁ。
今日は、お客様が色々お話してくださる日でした。初恋の男性が58歳で亡くなってしまい、お花を買いに来てくださったおばさまは「60になったら、会おうって思ってたのよ。」とおっしゃいました。建築家で、絵画の見方などを学生の時に教えてくれた彼が、ずっと心にあったのだそうです。帰り際にもお顔を出してくださり、「とっても彼らしいお花をありがとう」と言って下さいました。その後に来店された女性は、クリスマスが終わってしまう直前に駅のホームで、彼から「白いカラーを抱えるほど」もらったことが、毎年クリスマスの時期になると思い出される、というお話をされていきました。「お花って、特別ですよね。」とおっしゃりながら、本日載せたカーネーション(ミネルバ)を3本、自分用に買われました。
そういえば、おととい、「バラ100本」で、(多分)プロポーズした、あの男性は、素敵な1日を過ごされたんだろうなぁ。そんな場面にたくさん出くわす花屋は、いい職業だと思います
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2007年10月03日
悲喜こもごも
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Tracked: 2007-10-03 21:11