絵画的雲の中を抜けて
視界の高度を下げていくと
続く地平線
比翼の影に丸い虹色
そして、
つい先程まで自分のもののようだった、
エメラルドの海、珊瑚礁
あ〜、キレイ。
何度見ても、綺麗。
帰りの飛行機は、日焼けした人達が増えて、
私は待ち時間に飲んだオリオンビールのせいか、あっと言う間に眠ってしまった。
目が覚めた時には、
いつもの街灯りが揺らめき、
旅の終わりの風景
少し離れた席の若いお母さんが、
小さな子どもに
「999だよ」
久米島で1番多く咲いていたのは、やはりこれ。
赤いハイビスカス。