2013年02月19日

ローテローゼ

幼い頃、将来の夢が花屋さんだった私。
そんな、花好きだからこそ、
実際花屋で働き始めてみると、
一般的なお客様の花に対する考えに、
驚かされる事もしばしばでした(^ ^)

まず、自分の感覚と、
実際に売れて行く花とのギャップ!
毎日、一生懸命お客様に向き合う中で、
その人ひとりひとりに合うお花を提案できるようになりましたが、
今なお、日々勉強です。

私が花屋になった15年前には、
花を贈る、というと、
主流はカサブランカか、赤バラ。
それに、カスミソウを足す、という、オーソドックス、定番中の定番!がまだまだ根強く、
ご来店なさる男性の方々は、カスミソウの名前が出てこないけれど、
「白くて小さい、ほら、チラチラした細かい花、あれも入れておいて。」
と良く言われました。

そしてビロードみたいな花びらを持つ、このローテローゼが、赤バラの代名詞でした。

時代は
花=赤バラ=ローテローゼ
だったのです。
色んな花が好きで、新しいものに興味津々だった私は、
この売れ筋にまず仰天するんですね(笑)若かった(^-^;)

そんな花屋の売れ筋No.1のローテローゼでしたが、今は赤バラだけでも沢山の品種が出回り、それぞれに良さがあります。
先日、品種名はわかっていないけれど、確実にこのローテローゼを欲しがっているお客様から問い合わせがありました。
「赤バラが欲しいのですが、ビロードみたいな花びらで、、、。今花大きいのが良くあるけど、そんなんじゃなくて、、、。贈りたい人が、それが1番好きだって言ってるんです。」

ああ、ローテのことだぁ(^ ^)、とすぐわかりました。
品種名指定で市場に注文を出し、手配しました。
そしてその日、たまたま用意してくれた市場のバラ担当さんから、
「お出しした村上農園さんのローテローゼは、明日出荷で最後なんですよ」
と聞きました。
正直、
あぁ、来たな、
と感じました。

ローテローゼは、根強い人気のバラだから、
無くなってしまう、という事はないと思っていますが、
何だか、一つの時代が確実に終わっていくのを感じ、少し淋しい気分になったのです。

その日、そんな生産終了を聞いて、
画像にしておこう、と、撮りました。
たまたまiPhoneしかなかったので、
色も少し目で見るのとは、違うけれど。

こんな、一世を風靡した、今なお美しいバラでも、時代の中に溶けていく。
毎日目の前を通り過ぎていく花を、
もっと大切にしなければ。

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2013年02月02日

久しぶりに


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今日は暖かくて楽ですね。
気分も自然と穏やかになります。

の反面、

例年ならば、寒さが1番厳しく、
連日縮こまって店頭に立つ季節なのに、、、。

と、なんだか不安にもなります。

画像は、
久々に、伸び伸び、
自分の好みだけでアレンジしたものです。

春よ来い、というタイトルです(笑)が、
みなさん、いかがですか???


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